URLを統一化する、というのは「Webサイトのアドレスを1つに整えること」です。
例えば、
- urlにwwwをつけるのか付けないのか。
- httpで始まるのかhttpsではじまるのか。
ドメインを取得してサーバーで設定しただけでは、上記の場合どちらでもアクセスできるという状態になっている事が多いです。
そこで、それを1つに統一してしまうべきというのがURLの統一化です。
URLの統一化とは?
wwwありかなしか
「www」がつくアドレスと、つかないアドレスがありますが、どちらか一方に統一した方がいいです。
例えば、www.example.com
とexample.com
の両方にアクセスできるなら、どちらか一つ(たとえばexample.com
)にまとめるようにします。
残りの方(www.example.com
)は自動的にexample.com
にリダイレクトするように設定できます。
httpかhttpsか
「http」か「https」というのは、サイトが安全かどうかの違いです。
SSL化設定されている「https」の方が情報が守られて安全です。

今はほとんどのサイトが「https」を使っていて、これも統一しておくべきです。
もし「http」と「https」の両方にアクセスできる状態なら、「https」にそろえるべきです。
URLが統一化されていないデメリット
URLが統一化されていないと、SEO(検索エンジン最適化)にいくつかのデメリットが生じます。
以下はその主なデメリットです。
重複コンテンツとみなされる
URLが統一されていないと、同じページが複数のURLで存在することがあります。
たとえば、http://example.com
とhttps://example.com
、またはwww.example.com
とexample.com
がそれぞれ違うページとして扱われると、検索エンジンがこれらを「重複したコンテンツ」とみなすことがあります。
これは、同じ内容が別々のURLで存在するため、検索エンジンがどれを優先的に表示するか迷い、結果的にSEOスコアが下がる可能性があります。
評価が分散する
統一されていないURLが複数あると、検索エンジンがページごとに評価を分けてしまうことがあります。
本来1つのページが持っている評価(リンクやクリック数など)が、別のURLに分散され、ページのSEOパワーが弱まることになります。
クローリングの効率が悪化
検索エンジンのクローラーはサイト全体を巡回してインデックスに登録しますが、URLが統一されていないと無駄なページを何度も巡回することになります。
その結果、重要なページがきちんとクロールされない可能性があります。
まとめ
今回はURLの統一化について解説しました。
本文で解説した理由から、URLを統一して整理することはSEOの観点から非常に重要です。
統一されたURLは、検索エンジンにとってもユーザーにとっても理解しやすく、結果的にSEO効果を最大限に引き出すことができます。
ただ、設定方法については少々難しく感じるかもしれません。
また別の記事で解説をしますが、どうしても難しかったら省略してもOKです。
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