記事作成に外注ライターさんを使われる方も少なくありません。
外注ライターさんを使う事で、個人ではできないような大量の記事を量産することが可能になります。
ですから「外注ライターを使う」事は共感できるのですが、たまにいる「外注ライターさんを育てる」という概念で接している方には共感できません笑
そこで今回は私がなぜ、「外注ライターさんを育てる」気がないのか、むしろ「育ててはいけない」とすら思っているのかを解説します。
外注ライターさんを育ててはいけない3つの理由
「育てる」とは本来、お金をもらってやるべき行為
育った結果、自分にメリットがあるという意図は理解できます。
しかし本来「育てる」行為はお金をもらって行う労力と手間のかかる行為です。

お金を払っている側が無償で育てるのはオカシイ事だと理解が必要です。
ライターさんはいつ辞めるか分からない
契約の更新が長く続くこともありますがライターさんがいつ辞めるかは全く分かりません。

正社員雇用するような場合なら話は別ですが、外注ライターさんは外部の業者さんです。
基本的に契約の記事は納品されますが(それすら反故にされることもある)、それ以後はどうなるか分かりません。
いつ辞めるか分からないライターさんを育てるのはリスクが高いです。
育つことが自分のビジネスにプラスになるとは限らない
ライターさんの成長が必ずしも自分のビジネスにプラスになるとは限りません。
例えば
「以前より記事を早く書けるようになりました!」
「タイピングが速くなりました!」
「リサーチスキルが上がって早く調べることができるようになった!」
ライターさん1人としか契約していないのなら話は別ですが、多数のライターさんと契約している場合、このようなライターさんの成長は自分のビジネスにプラスにはなりません。
たくさんの納品が欲しければたくさんのライターさんと契約すれば済む話だからです。
「品質の高い記事を書くことができるようになりました」
これもまた微妙な話で、「品質の高い記事」とは何ぞや?という疑問に行きつきます。
私たちのようなアドセンス報酬を得ることを目的としてブログを運営している場合の「品質の高い記事」とはアクセスを集めることができる記事なのです。
ところがその記事がアクセスを集められるかどうかは記事の質だけで決まるわけではありません。
「検索ボリューム」と「ライバルの多い少ない」であったり、さまざまな要素が絡み合ってアクセスが集まるかどうかが決まるわけです。
「キーワード選定」も含めてライターさんが担っているのなら話は別ですが、私が契約しているライターさんは全てキーワードを指定して記事作成を依頼しています。
そのため、ライターさんの思う「品質の高い記事」が必ずしも私の期待するものとは違うのです。
ライターさんとはどのように付き合うべきなのか?
徹底したマニュアルの作りこみを行う
記事作成のマニュアル作りは徹底的に作りこみを行うべきです。
1つマニュアルを作れば、全てのライターさんに配ることができますから1人1人のライターさんに丁寧に教える必要はありません。

完成度の高いマニュアルを作りこめば1人1人のやり取りにかける時間を短縮することが可能になります。
ライターさんとのやり取りを定型文化する
ライターさんとのやり取りはほとんど毎回同じことを伝えるので、やり取りは定型文化してしまいます。
例えば、AライターさんとBライターさんで同じような修正依頼をするというのはよくある話です。
こんな場合もよくある修正依頼として定型文化してしまうのです。
「育てる」概念がないので1人1人丁寧に返信をしなくても、定型文を送れば時間短縮になります。
最初の契約は1記事にする
最初の契約は1記事だけにするのがおすすめです。
これはライターさんが、ライターとしてやっていける最低限のライティングスキルやコミュニケーションスキルがあるかを判断するために1記事だけの契約にします。

当然、やっていけなさそうなら1記事だけで契約は終了します。
また、1記事の納品までに何度も修正依頼しないといけない場合は、修正依頼をせず納品を受領してしまいます。
そしてその記事は投稿せず廃棄します。
契約金を支払う必要があるのでもったいない気がしますが、時間や労力の方がもったいないので、育てず損切りするという考え方です。
そして最初の契約は1記事にする理由は、損切する際の損失を最低限にするための措置なのです。
勝手に育つ分には問題ない
発注者側が「育てる」という意識でライターさんと接するのは問題だと書きましたが、勝手に育つ分には問題ありません。
作りこんだマニュアルを渡して、定型文化されていたとしても修正依頼を何度かしていれば、どんどん記事作成の経験を積んでいくわけですから、ライターさんが「育った!成長してきてる」と感じるのはむしろ当然と言えます。
価格交渉は受け付けない
ライターさんが「育った」と自覚した際、価格交渉を持ちかけられることも多いでしょう。
そんな場合も私は一切受け付けていません。
まとめ
今回は、外注ライターさんを育ててはいけない3つの理由を解説しました。
多くの発注者さんは外注ライターさんを育てるという概念をもってしまっていると思います。
業務の範囲は契約内容によっては育てるという概念が必要な場合もあるかも知れません。
しかし、私のようにキーワードまで指定するような場合は育てるという概念が、自分のビジネスの足かせになりかねません。
そのためあえて「育てない」という方針を持っているのです。
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