WordPressには、「WordPress本体」、「テーマ」、「各プラグイン」にそれぞれ更新があります。
主に機能的な面の改善とセキュリティの強化のためのものです。
この更新が案外やっかいで、うまく付き合っていかないと思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
そこで今回はWordPressの更新についての解説と自動更新機能を有効化するべきか否かについても解説します。
WordPressの更新とは？
WordPressの更新には、「WordPress本体」「テーマ」、「各テーマ」それぞれの更新があり、最新の更新が可能になれば管理画面上にそれが表示されます。
赤枠のような感じで更新プログラムの数や「今すぐ更新してください」といったお知らせが表示されます。
機能面の更新は特に急がなくても良いと思うのですが、セキュリティ面の更新については急いだ方が良さそうですよね。
よって、基本的な考え方としては、全て最新に更新するべきではあります。
ただし、更新することによる不具合が発生することも実はあります。
例えば今まで問題なく使えていたプラグインの機能が、「WordPress本体を最新に更新した」、もしくは「そのプラグインを最新に更新した」タイミングで動作不良が起きる事がたまにあるのです。
これは、WordPress本体とプラグインの互換性の問題であり、テーマでについても同じ事が起きえます。
ちなみにこのトラブルの度合いは、サイトの表示が一部崩れる程度の小さなものから、各ページのURLが変わってしまってアクセス数が激減してしまうもの、管理画面にログインできなくなってしまうもの等、さまざまです。
割と致命的なものもあるのでWordPressの更新は、実は割と緊張します(笑)
WordPressの更新のトラブルに合わないためには？
自動更新は「本体」と「テーマ」は原則オフがおすすめ。一部プラグインのみオン
WordPressの自動更新機能を有効化すると、いくつかの利点がありますが、注意すべき点もあります。
まず、自動更新を有効にすることで、セキュリティの脆弱性を修正するアップデートがすぐに適用され、サイトがハッキングやマルウェアの攻撃から守られる確率が高まります。
また、新しいバージョンには新機能や改善された機能が含まれることが多く、自動更新により常に最新のWordPress機能を利用できるため、サイトの管理が簡略化されます。
一方で、自動更新にはいくつかのデメリットもあります。
更新により、使用中のテーマやプラグインとの互換性問題が生じる可能性があり、これによりサイトが正常に機能しなくなるリスクがあります。
また、更新中にサイトが一時的にダウンすることがあり、自動更新が予期せず行われると訪問者に不便をかけることがあります。
よって、WordPress本体とテーマの自動更新は行わず、手動での更新をおすすめします。
プラグインは物によるのですが、例えばAkismet Anti-spamみたいなものなら万一不具合が発生したとしてもあまり問題は大きくありません。
いや、もちろん正常に動いてもらいたいんですが仮に動かなくても即、どうにかなるようなことはありません。
できるだけ頻繁にWordPressにログインする
自動更新を有効化しないのであれば、更新は手動で行う事になります。
なお、更新を長年放置しておくと、それこそ何年かぶりに更新をした時にトラブルが発生しやすくなりがちです。
そのため、自動更新は有効化せず、できるだけ頻繁に(できれば毎日)ログインして、手動で更新するのが理想的です。
更新による不具合発生が他で起きていないかアンテナを張る
インターネット上の事ですので、もし多くの人にトラブルがあるようでしたらX(twitter)やyoutubeなどでも情報が出回るはずです。
このような情報をいつでも得られるよう、情報発信されている方をフォローしてアンテナを張っておくと予防することができます。
更新を行う前のバックアップを取得
WordPressで更新を行う前にバックアップを取得しておくのがおすすめです。
サーバー側で自動的にバックアップを取得する機能もあることが多いですが・・・実際あれって皆さんほとんど使ったことないんじゃないでしょうか。
実際、そのバックアップってどうやって使うのか分かりませんよね。
という事でバックアップを取得するにはプラグインを使う事をおすすめします。
個人的におすすめなのは、UpdraftPlus です。
まとめ
今回はWordPressの更新について解説しました。
全部「自動更新」を有効化にしている方もいるのですが、、私は怖いですね。
手動更新したらトラブルを全て防げるわけではありませんが、早期発見早期改善ができる可能性は上がります。
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